<ミステリーツアー続き>
「行きますかぁ~」と、Oちゃん。
今度はどこへ???
これまたミステリー。
「行ったことあるかなぁ~。」
「わかんないだろうなぁ~。」
Oちゃん、なんだか一人で楽しんでいる様子。
また山道じゃん!!
さすがOちゃん、これを機にOちゃんは「歩く日本地図」と名付けましょう。
好奇心満々の行動派。
日本の隅から隅まで知っているんだもんなぁ~。
と、着いたところがこちら。

そう、ここは日本一長い手彫りトンネル「中山隧道」(877m)
*開通時点では922mだったようです。
Oちゃんに連れてきてもらわなければ、立ち寄らないスポット。
このトンネル、住民の悲願のトンネルだったのですね。
光のない、しんと静まり返ったこのトンネル内に身を置くと、
苦労してトンネルを作った当時の人々の「情熱」と「人間のパワー」を感じます。

農閑期を利用してランプもない中で、
トンネル内、傘の先で壁面を確かめながら掘ったそうですが、
当時の工具や機材なんて今とは比べ物にならないローテクだったハズ。
メチャすご過ぎです。

トンネルのある場所は、中越地震でかすかに記憶されている方もおられるとは思いますが、
ここがあの「山古志(やまこし)」なのです。
豪雪地帯で時折雪崩などが発生し昔は命を落とす人が多く、
いわばこのトンネルは「命を救うための悲願のトンネル」だったようです。

それにしてもよくもまあ、16年とも18年ともいわれるこの歳月掘り続けるなんて…。
よほどのことだったのでしょう。
諦めず、希望を持ち、
向こう側の光が見えた時はどんな思いだったのでしょう。
忍耐力のないまちょろんだったら、途中で諦めていたかも?
ペーちゃんならダイナマイトで爆破して掘ったかなっ。
T君は、言われればやるだろうけど自らは掘らなかっただろうし、
しっかり者のリーダー格のFちゃんなら、みんなをまとめ励まし掘ってたかなっ。
それにしてもすご過ぎです。

Oちゃんのお陰でいいものを見せてもらったわ。
今回のミステリーツアー、
花をめでる楽しみ、
食での満足、
そして歴史と人間力に触れる旅、
盛りだくさんのミステリーツアーもこれでお終い。
いろいろ案内したOちゃん、最後はやっぱガス欠。
Oちゃんの燃料のアルコールを補充し、
1日のツアーの幕閉じをペーちゃんにバトンタッチ。
高級車を運転してペーちゃんごきげん。
Oちゃん、ありがとうね。
VEXPで駅前ドラッグに来なければ知り合うことのなかったOちゃん。
縁とは、なんとも不思議なものだわ。
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