2022年11月1日
新型コロナ 皮膚の日 勤労感謝の日
 
｜皮膚の日
 
11月12日は「皮膚の日」です。
「いい（11）ひ（1）ふ（2）」で「いいひふ（皮膚）」の語呂合わせです。
 
新型コロナ感染対策で細目に手洗いやアルコール消毒をすることが日常になりました。
手洗いやアルコール消毒で皮膚の脂分が抜けてしまうと炎症をおこすこともあります。
 
炎症を止めるためにはステロイド剤の外用が必要です。皮膚科を受診してください。
 
｜手洗い
 
手や指についたウイルスは洗い流すことが最も有効です。
流水で15秒手洗いするだけで手や指に付着しているウイルスの数は100分の1に減らせます。
石けんやハンドソープで10秒もみ洗いし、流水で15秒すすぐと1万分の1に減らせます。
 
石けんでよく手を洗って十分に水で流したら、清潔なタオルでやさしく拭いて、
保湿剤やハンドクリームを塗って皮膚を保護します。
 
｜アルコール消毒
 
アルコール消毒は手洗いができないときの代わりです。
手洗いの後、さらに消毒液を使用する必要はありません。
 
アルコールは手の皮脂を取り除いてしまい、皮膚のバリア機能をを損ないます。
過度な手指消毒は手荒れ・手湿疹の原因となります。
菌やウイルスへの感染防御力を弱めてしまいます。
 
｜「消毒」と「除菌」
 
「消毒」は菌やウイルスを無毒化することです。
品質・有効性・安全性が確認された製品には「医薬品」「医薬部外品」と記されています。
 
手指など人体に用いる場合は、「医薬品」「医薬部外品」のものを使用してください。
 
「除菌」は菌やウイルスの数を減らすことです。
「医薬品・医薬部外品」以外の製品に記されることが多いようです。
 
消毒剤や除菌剤は全ての菌やウイルスに効果があるわけではありません。
新型コロナウイルスに有効な消毒剤や除菌剤は一部の製品です。
ノロウイルスにはアルコール消毒はあまり効きません。
 
｜勤労感謝の日と新嘗祭（にいなめさい）
 
11月23日は「勤労感謝の日」です。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」国民の祝日です。
 
昔、11月23日は「新嘗祭」という五穀豊穣に感謝をする祭日でした。
新嘗祭は現在も11月23日に全国の神社で行われています。
宮中では、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、自らもお召し上がりになります。
 
第二次世界大戦後の占領下に国民の祝日が制定され、11月23日は「勤労感謝の日」になりました。
アメリカの影響でサンクスギビングデー（感謝祭）にならったらしいという説があります。
 
｜サンクスギビングデー（感謝祭）
 
アメリカでは11月第4木曜日はサンクスギビングデーという祝日です。
家族や友人が集まって、七面鳥などのご馳走を囲み、楽しく過ごすのだそうです。
 
17世紀にイギリスから移住したピルグリム・ファーザーズが先住民のインディアンを招待して、
初めての収穫を祝ったというのが由来と言われているそうです。
 
ピルグリム・ファーザーズとは、イギリスでキリスト教会の改革を唱えたプロテスタントが
弾圧を逃れて、移住して来た人たちだそうです。
 
｜ハロウイン
 
10月31日はハロウインです。
古代のアイルランドに住んでいたケルト人が行っていた秋の収穫祭が起源だそうです。
 
ハロウインはキリスト教とは関係がなく、異教の祭りです。
アメリカで商業的な宣伝に利用したことから広がったらしいです。
 
アイルランド、イギリス、アメリカ、イギリスやアメリカの文化が広がった国々で
ハロウインの行事が行われているそうです。
渋谷の盛上がりは社会問題化しているようです。
 
カトリック信者が多い、イタリア、スペイン、ポルトガル、フランス、南米の国々では、
ハロウインに興味はなく、11月1日の「諸聖人の日」を祝うらしいです。
東方教会のロシア、東欧、中東などではハロウインは無視されているらしいです。