2021年3月1日
 
花粉症と新型コロナ オミクロン株
 
｜オミクロン株に感染したときの症状
 
新型コロナのオミクロン株に感染すると、頭痛、のどの痛み、鼻水など
風邪やインフルエンザのような症状が出るそうです。
花粉症の症状に似ているとも言われます。
 
花粉症の場合、目のかゆみが目安になるそうです。
目や鼻をこすると、粘膜を介してウイルスに感染するかもしれません。
今シーズンは例年以上に花粉症対策をしっかりとしましょう。
 
｜花粉症の治療
 
病気の治療は症状が出てからおこないますが、
花粉症は症状が出る前から治療おこなうことが認められています。
 
花粉が飛び始める前に、医療機関で薬を処方してもらい、
症状が出る前に服用することで症状が出にくくなります。
 
花粉症の薬には、薬局などで購入できる市販薬もあります。
点鼻薬、点眼薬もあります。
 
｜花粉症対策
 
花粉症の対策は花粉が体内に入り込まないようにすること大切です。
できるだけ花粉にさらされないようにする工夫が必要です。
 
花粉の飛散情報確認、服装、花粉除去などいくつかのポイントがあります。
 
｜飛散情報に注意する
 
天気予報などで花粉の飛散情報をチェックして、
花粉の飛散量が多いときは外出をひかえるとか、対策をしてください。
 
次のような天気になると花粉が多くなります。
晴れて気温が高い日
空気が乾燥して風が強い日
雨上がりの翌日や気温の高い日が2～3日続いた後
 
天候によりますが、一般的に昼前後と日没後に多くなります。
 
｜メガネ、マスク、帽子
 
メガネをかけると目に入る花粉が2分の1から3分の1に減ると言われています。
マスクで口や鼻から吸込む花粉をおよそ3分の1から6分の1に減ると言われています。
帽子で花粉が頭に付着するのを防ぐことができます。
 
｜服装 静電気対策
 
毛足の長い素材や、起毛加工されたものは、花粉が付着しやすいです。
ウールのコート、セーター、コーデュロイのハンツ等です。
 
人間の体は常に静電気を帯びています。
歩くとき床や地面との摩擦で静電気が発生します。
衣服の摩擦や脱ぐときに静電気が発生します。
静電気が発生すると花粉を引き寄せてしまいます。
 
衣服の素材によって静電気が起こりやすいものがあるので注意が必要です。
プラスに帯電しやすい素材とマイナスに帯電しやすい素材があります。
ポリエステルはマイナス、ナイロンやウールはプラスに帯電しやすい素材です。
プラス素材とマイナス素材を重ね着すると静電気が発生しやすくなります。
ポリエステルとウールは静電気が発生しやすくなります。
 
同じ素材、プラス素材同士、マイナス素材同士の組合わせは静電気が発生しにくいです。
ウールとナイロンの組合わせは静電気が抑えられます。
 
綿は帯電しにくい素材です。
ポリエステル製のものと木綿のシャツを合わせると静電気が発生しにくくなります。
 
洗濯のときに柔軟剤をつかうと静電気による花粉の付着を軽減できます。
衣類全体に静電気防止スプレーを使用すると花粉の付着を抑えることができます。
 
｜帰宅時、花粉をはらう
 
外出したら家に入る前に花粉を払い落とすことが大切です。
腕や肩、摩擦で静電気が発生しやすい袖や裾の部分から念入りに落とすのがポイントです。
衣服だけでなく、髪や帽子・マフラーなどにも花粉が付着します。
 
｜洗顔、うがい
 
洗顔をして花粉を洗い落とす。
うがい、鼻をかんで入り込んだ花粉を除去する。
 
｜室内では湿度を適度に上げる
 
加湿器を利用したりして、湿度を上げると花粉の飛散を抑えることができます。
空気中に水分が多いと静電気も発生しにくくなります。
 
｜換気
 
レースカーテンをしたままで、窓を10cmくらい開けることで、
花粉の流入を減らすことができます。
 
｜掃除
 
換気をした後など、掃除機をかけたり濡れタオルで拭いたりして、
床に落ちた花粉が空中に舞うのを防ぎましょう。