2021年11月1日
 
インフルエンザと新型コロナワクチン接種
 
｜RSウイルス感染症
 
RSウイルス感染症はRSウイルスの感染による呼吸器の感染症です。
症状は軽い風邪から重い肺炎まで様々です。
 
RSウイルス感染症は生涯にわたって感染と発病を繰り返します。
生後2歳までにほぼ100%の子どもが1度は感染すると言われています。
初めて感染発症した場合、重くなりやすいと言われています。
乳児期早期（生後数カ月間）に感染しないように注意が必要です。
 
｜RSウイルス感染症の流行と新型コロナ感染対策
 
RSウイルス感染症は例年であれば秋ごろから流行します。
2020年は1年を通じて流行がほとんどありませんでした。
今年は6月下旬に感染者が急増しました。
 
感染者の年齢も2018年、2019年と異なっています。
2歳以上の報告数と全年齢に占める割合が高くなっています。
 
新型コロナウイルスへの感染対策をした結果、
RSウイルスに感染したことがない子どもが増えた。
感染したことがない子どもは免疫をもっていないために、
今年になって大流行したのではないかという見方があるようです。
 
｜季節性インフエンザの流行がない
 
新型コロナウイルス感染症が流行してから、
季節性インフルエンザが流行しなくなりました。
 
インフルエンザウイルスに対する免疫がない人が増えているかもしれない。
ワクチン接種をして感染予防をしたほうがよいと考える専門家もいるようです。
 
｜インフルエンザと新型コロナのワクチン接種
 
新型コロナのワクチン接種の前後2週間は他のワクチンを接種できません。
新型コロナとインフルエンザのワクチンを接種する場合、
決められた接種間隔に従がう必要があります。
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンとの同時接種については、
令和4年7月22日開催の審議会において議論された結果、実施が可能となったそうです。
新型コロナワクチンとインフルエンザワクチン以外のワクチンの同時接種は実施できません。
互いに、片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。
 
｜感染予防
 
これらの感染症の予防策として、
マスクの適切な使用（乳幼児以外）、手洗い・手指衛生を徹底することが大切です。