2020年5月1日

新型コロナウイルス
 
新型コロナウイルスは３つの顔を持っている
 
新型コロナウイルスは、"体の感染症"、"心の感染症"、"社会の感染症"の３つの顔を持っていると
日本赤十字社のホームページに書かれています。
 
"体の感染症"は病気そのもの
"心の感染症""は不安と怖れ
"社会の感染症"は嫌悪・偏見・差別
 
感染者や家族が差別されたというようなことが起きています。
 
病気そのものの対策をしっかり行うとともに、
過剰に心配することなく、正確な情報に基づき、それぞれでできる行動をしましょう。
 
インフルエンザ
 
今シーズンは流行開始が早かったが、定点当たり報告数は少なかった
 
インフルエンザは例年なら12月～4月にかけて流行します。
しかし、今シーズン（2019／20シーズン）は昨シーズンと比べて４週間早かったです。
これは１９９９年以降２番目に早かったです。
青森県でも例年より早く11月8日に流行期に入りました。
 
八戸では、定点当たり報告数が11月後半に注意報レベルを上回りましたが、
2020年になってから警報レベルを超えることがなく、注意報レベルを下回り、減少しています。
 
インフルエンザの流行と絶対湿度
 
絶対湿度が低いほうがインフルエンザは流行しやすいようだという説があります。
八戸における2018年と2019年の11月の容積絶対湿度を比べると、
30日間のうち２０日以上において2019年のほうが2018年より低くなっていました。
また、2020年になってから昨シーズンよりも絶対湿度が高い日が多くなっていました。
（おおざっぱに比較してみただけですので、ご注意ください。転用しないでください。）
 
流行が始まる時期の絶対湿度は北海道や東京、沖縄などで差があるようです。
気候（気温や雨雪等）によって建物内（密閉空間）にいる時間が長いとか、
人口密度や習慣によって人と人の接触が密になりやすいとか、
いろいろな要因による地域特性があるのではないかということです。
 
 
※厚生労働省、気象庁、青森県、日本赤十字社等の資料を参考にさせていただきました。