6月と8月実施の説明会。
どちらも、過活動膀胱ガイドライン第2版が出たことに基づく説明会でした。
どちらの薬剤も推奨度が高いです。
ベタニスの方が新しい薬剤ですが、膀胱の容量をふやして排尿回数を減らすイメージ。一方トビエースは膀胱の過剰な収縮を防ぐことで排尿回数を減らします。
過活動膀胱→65歳以上の83.1%に発症。そのうちの64.9%が4症状すべて有しています。
*過活動膀胱の4症状→尿意切迫感、頻尿、夜間頻尿、切迫性尿失禁(いわゆる尿漏れ)
年齢により自覚症状が異なるとも言われています。
50歳未満では尿意切迫感が多く、80歳以上では夜間頻尿が多いとも。
どちらも薬もさじ加減が難しく、専門医以外で頻尿の訴えを聞いて添付文書通りの用法を処方することで残尿が増えて症状悪化につながることも多いです。
薬で治らないなあ、という症例は早めに専門医を勧めるのがよさそうですね。
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