秋田県仙北市

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西木調剤薬局

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中学生の職場体験を受け入れました。



昨年の7月25日〜27日の3日間、中学2年生の職場体験学習を受け入れました。
従来なら人手の少ない職場ですので、お断りしていたのですが、
「薬剤師に興味を持っている生徒なので」という先生からの一言でお引き受けしました。
初めてのことでしたので、不安もありました。日薬学術大会で職場体験学習ついてポスター発表されていた薬剤師の先生から送っていただいたデータ、SNSで共有されている様々な情報から勇気をもらい、イメージを膨らませました。

電話で打診を受けてから程なくして、生徒さんからの直筆の依頼状、質問状、プロフィールが郵送されてきました。
質問は以下の通り。
#なぜ、この仕事に就かれたのですが
#仕事をしている上でやりがいを感じるときや、大変だと思う時はどんなときですか
#どのようにしたらこの職業に就くことができますか
#今からどのようなことをしておくとよいですか

この質問には、最終日に回答させてもらいました。

さて、いよいよ生徒さんをお迎えしました。
(1日目)3日間ともお願いしましたが、まずはドリンクストッカーへの補充と商品棚の陳列の前出しをお願いしました。患者さんがいらっしゃる時間帯になると、処方箋の受け取りなど受付の補助、医薬品納入時の検品を行ってもらいました。この日は、小学校のプール水質検査を予定していましたので、4時間目の時間帯に小学校に同行してもらいました。いつも1人で実施している検査でしたが、中学生の生徒さんとはいえ、サポートしてくれる人がいるのは心強いものでした。
お昼を挟んで、午後は在宅を予定していましたので同行してもらいました。
ご高齢の親子のお宅で、いわゆる老々介護、認認介護にあたります。経腸栄養剤の運搬もありました。生徒さんご自身は祖父祖母と同居していないようでしたが、実際の暮らしをみて思うところはあったようです。

(2日目)午前は初日とほぼ同じ内容でしたが、事務さんたちの仕事である調剤済の処方箋の整理、納品伝票の整理や在庫管理システムへの入力を体験してもらいました。

(3日目)午前は初日と同じ。午後から、調剤の疑似体験を行いました。
仮の処方箋を作って、それに従い分包、軟膏(単剤)の調剤、処方監査(重量監査、添付文書を使った用法・用量の監査)を行ってもらいました。散剤は乳糖と重曹を使い、軟膏は指定された重量を軟膏ツボに詰めるまでの調剤でした。重量監査は2剤を混合、分包して出来上がった薬剤の1包の量を答えてもらいましたが、正解していました。処方監査は、レボフロキサシン2T/1日2回という仮の処方について添付文書をみて考えてもらいましたが、難しかったようです。
その後、医薬品の適正使用の授業でも使う、鉄剤シロップとお茶の配合変化、ビタミンCを使ってカプセルの役割を知る体験をしてもらい、最後に前出の質問状に従ったお話をして体験終了となりました。
質問に対する回答は一部割愛しますが、化学の知識も大切だけど、人と話をする仕事なので国語も大事だし、本をたくさん読んでおくことが大事だというお話をしました。つまり、私自身が出来なかったことです。

職場体験とはいいますが、こちらが人生体験させてもらったような3日間でした。

 

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