仕事を楽しくする方法、第3弾です。

ある程度の緊張感を与えることでパフォーマンスは上がりますが、叱り方が悪いと
やる気を奪ってしまうのでダメな叱り方も紹介します。
 
・ダメな理由を伝えない
理由を言わないと価値観の押しつけになってしまいます。
「正義の反対は悪ではなく、また別の正義」かもしれないので価値観の押しつけにならない
ように理由が必要です。
 
・何度言ったら分かるんだ
あなたが悪い、私は悪くないと言っているのと同じで、
部下の失敗を100％自分の責任だと受け入れる器がないということです。
出来るようになるまでのスピードに個人差があります。人には向き不向きがあります。
 
・個人の能力否定
抽象的にお前はダメだと能力を否定するのではなく、どこの部分がダメだったのか？
ここを改善してと言いましょう。
夫婦関係でも性格を批判する夫婦は離婚率が高く、行動を批判する夫婦のほうが離婚率が
低いことがわかっています。
抽象的でなく具体的に改善案を出しましょう。
 
・人前で屈辱する
自尊心を傷つけたりやる気を奪ってしまいます。毒親の叱り方と同じです。
出来れば注意は1対1のときにしましょう。
 
ロンドン大学の5300人分のデータによる研究で、親の子供に対する叱り方によって子供の
将来が大きく変わるということが分かっています。
子供の未来をダメにしてしまう毒親は心理コントロール傾向が強く、子供の未来の可能性を
伸ばす親は行動コントロール傾向が強いということがわかっています。
心理コントロールとは罪悪感を煽ったり、羞恥心を感じさせるようなネガティブな言葉や
遠回しな表現によって相手をコントロールしようとすることです。
このような叱り方をされた子供は、いじめられる側にも、いじめる側にもなりやすく
なります。
叱るときに相手のプライドを傷つける必要はありません。
行動を指摘して、明確に改善案を掲示するほうが相手の可能性を伸ばすことができます。
 
仕事のやりがいを高め、仕事の不満を減らすには自分の努力以外に上司の協力も必要です。
 
社員の不満を減らすために社長がどこでどんな仕事をしているかわかること、
この社長と一緒に働きたいという人物になれば社員の不満は減ります。
人は地位が高くなると人と協調しなくても自分の意見を通すことができるようになるので
協調性が低くなってしまいます。
責任ある立場を任せられているなら協調性が低くなっていないか注意しましょう。
 
上司がチンパンジーみたいに威嚇したり怒ってしまうと相手が委縮して意見を聴けなくなって
しまうのでチンパンジーになるのは良くありません。
 
従業員が上司の指示に従わないのも良くありません。
識学といって会社の方針が決まっているならその通りに行動したほうが効果的です。
映画の「グラディエーター」では戦いの中、様々な陣形を使い勝利しますが、
指揮官がダイヤモンド陣形を指示しているのにそれぞれ自分勝手に行動してしまうと
負けてしまいます。
どうしても指示が変だと思う場合は「この方法だとこうなってしまいますが宜しいでしょうか？」と確認の形で尋ねるならいいでしょう。

最近、仕事を楽しくする方法のブログばかりだったので仕事の話は今回で終わりです。
次回はタバコの話にしようかな～
次回はタバコを吸うと性格が悪くなるという話をします。バイバイ