アドラー 心理学で有名な、アルフレッド・アドラーは、
「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」と言っているので
今回は対人関係のストレス解消法を2つ紹介します。
 
鏡の法則（他者投影理論）
なぜ他人に怒ってしまうかというと
相手がして怒ってしまう行為は
自分がしても許すことができない行為だからです。
 
自分が嫌いな人間の特徴は自分がそうだったら嫌な部分、
自分が好きな人間の特徴は自分がそうだったら好きな部分
という考え方が鏡の法則です。
 
自分に完璧を求めすぎると他人の小さなミスが許せなくなります。
自分のミスを許すことができると他人も許せるようになります。
 
自分に厳しく、他人に優しくと思っても、自分が頑張っているのに
どうして相手はできないんだと他人に厳しくなってしまいます。
人は必ずミスをするので自分も相手もある程度は許しましょう。
 
セルフコンパッションという自分を許せる能力が高ければ
ストレスが少なくなります。
 
2：6：2の法則（働きアリの法則）
アリには、よく働くアリが2割、普通に働くのが6割、怠け者が2割の
割合でいます。
 
よく働くアリ以外を巣から取り除くとどうなると思いますか？
正解は、よく働くアリが2割、普通に働くアリが6割、怠け者が2割の
割合になります。
 
不思議ですね。これ以外にも2：6：2が当てはまるものが多くあります。
人間関係もそうです。
10人中、自分と気が合う人が2人、普通の付き合いが6人、
気が合わないのが2人と比率は少し変わるかもしれませんが
自分と意見が合わない人は必ずいます。
 
ですが自分とは合わないだけで、その人と合う人もいます。
人の性格に絶対的な正解はありません。
 
例えば挨拶しない人がいても挨拶しないといけないという
法律はありません。
それはその人の生き様です。
 
意見が合わない人は2：6：2の後半の2の人で反対側の人なだけです。
自分を嫌う人も反対側の人なだけです。
 
キリストでさえ反対側の人がいました。どんな聖人でも全ての人から
好かれることは不可能です。
 
意見が違ってもいいんです。
「みんなちがって、みんないい。」から。
 
ブログが長くなったので2つに分けます。
続きのブログは「課題の分離とは？」です。