高血圧とは血圧が高くなる病気です。
 
血圧が高いとはどういうことか？
血管にかかる血液の圧力が大きいということです。
 
なぜ血圧が高いと良くないのか？
血管はゴムチューブのようなものでチューブが伸ばされ続けると
硬くなり破れやすくなります。
圧が高くなりすぎると、風船に空気を入れすぎて破れるように
血管が破れます。脳の血管が破れると脳出血です。
 
血圧を下げる方法
 
・「塩」を控える
ナメクジに塩をかけると小さくなりますよね？
あれと同じことが人間の体の中でも起こります。
塩分を多く摂ると血液の塩分を薄めるため血液中の水分が多くなり
血圧が高くなります。
 
日本人の食塩の摂取源は、しょうゆが20％、みそ汁が10％、食塩が9％です。
しょうゆを減塩タイプにして、みそ汁を1日1杯までにするだけでもかなり
減塩できます。
 
減塩するための料理の工夫
酸味（酢、レモン、ゆずなど）
香辛料（唐辛子、コショウ、カラシ、ワサビ、ニンニク、ショウガ、バジルなど）
香味野菜（シソ、ミョウガ、長ネギ、ミツバ、パクチーなど）
うま味（昆布、ワカメ、キノコ類、貝類など）
香ばしさ（ゴマ、クルミなど）
風味（ゴマ油、オリーブオイルなど）
コク（牛乳、ヨーグルトなどの乳製品）
これらを料理に使い、おいしさを損なわずに減塩しましょう。
 
・運動する
ウォーキングやサイクリングなど運動することで血圧が下がります。
運動が良いと言っても運動しない方が多いので血圧を下げる以外に
運動したほうが良い理由を3つ伝えます。
 
①頭が良くなる
運動することで脳の栄養となるミラクルグロ（脳由来神経栄養因子）が
増え、記憶力、集中力、論理的思考能力があがります。
医学博士のジョン・レイティは「脳を鍛えるには運動しかない」と言っています。
 
②ストレスに強くなる
運動はうつ病や不安、パニック障害、ストレス全般に効果があります。
うつ病と診断された患者に週3回、1日30分間の運動を行わせた実験では
抗うつ薬を服用するのと同じような効果がありました。
心理学博士タル・ベン・シャハーは
「運動しないことはうつになる薬を服用しているのと同じだ」
と言っています。
 
医学の父、ヒポクラテスは
「気分が暗くなったら散歩に行きましょうそれでも駄目なら、もう一度散歩に行きましょう」
と言っています。
 
③性格が良くなる
フランスのモンペリエ大学で６０００人を集めて実験を行いました。
全員に性格テストを行い毎日の運動量をチェックしました。
そしてそれから20年後に同じ性格テストを行うと普段の運動量が
多い人ほど性格がよくなっていました。
良くなっていた性格は物事をコツコツと成し遂げる誠実性、
コミュニケーション能力の外向性、協調性、新しいものに
興味を示す開放性が上がっていました。
運動しないと性格が悪くなるという研究結果もあります。
 
少しでも体を動かすように心がけるだけで僕たちの頭も精神も性格も
良くなります。
激しい運動じゃなくても、散歩したり今日はエレベーターじゃなく
階段を使おうとかでもいいんです。
 
私はエアロバイクで毎日最低1000キロカロリー消費していて
筋トレもしているからか体調不良で仕事を休んだことはありません。
運動で健康を自己管理しましょう。
 
・ストレスを減らす
ストレスが影響で血圧が高くなるのでストレスを減らしましょう。
ストレスを体に良いものに変える方法は以前のブログ
「ストレスは体に良い！？」を参考にしてください。
ストレスを減らす方法は次回の「ストレスを受け流す方法」を
ご覧ください。