秋田県秋田市

あなたの街のくすりやさん

泉さくら薬局

tel
018-853-1450
fax
018-853-1451

世界自殺予防デー

9月10日は世界保健機構(WHO)が「自殺に対する注意・関心を喚起しよう」と
世界自殺予防デーを制定した日です。

自殺予防週間
日本では自殺について正しい知識を普及する期間として
毎年9月10から1週間、啓発活動を行っています。
今回は重い内容ですが自殺について詳しく知らない方が
いるかもしれないので自殺について話をしたいと思います。

2018年、日本における交通事故
死者数は3532人に対し、
自殺者は20598人と、
約6倍多かったそうです。
交通事故より自殺しないようにさせないように気を付けたほうがいいのかもしれません。

年代別死因では15歳~39歳までの死因1位は自殺です。
あなたはこの年代に当てはまっていますか?
私は当てはまっているので40歳までに亡くなるとしたら
自殺で亡くなる確率が高いかもしれません。

イェール大学のシェリーケーガン先生は23年連続で続く人気講義
≪「死」とは何か?≫で自殺について話しているので紹介します。

ケーガン先生は、「死は怖いものではない」と言っています。
以下、ケーガン先生の言葉を記載します。

例えあなたが死んでも世界なんてほぼ変わらない。
誰もが知る著名人が死んだ後も、我々の生活が変わらず進むように。
これが死んだあとの世界です。


魂や感情など自分の内部はどうなるかというと
魂はない。人格とか思考に関しては「無」になる。
夢を見ずに眠っている状態とほぼ同じ。
未知じゃなくて、何度も経験している感覚と同じだ。


自分の人格が消えるのが怖いと言う人がいるが
お母さんのお腹にいて人格がなかったときに何か怖いことや
不安なことはあったのか?
地球上の歴史で言えば、我々が人格を持って生活している期間なんて一瞬。
この世に人格が存在していない方がデフォルトだ。

死を感覚として経験済みなんだ。
胎児の時期、小学生の時期、思春期の時期、人格の存在しないだだの時期。
だから全然怖くない。

死という存在が未知のものではないとわかっても怖がる人がいる。
なぜ怖いのか?
それは剥奪論であれば説明できる。
死ななかったらもっと良い人生があったはずなのに
その未来の人生が奪われたと思うから。
100歳くらいのおじいちゃんが、「いつ死んでもいいよ」と言うのは
人生でやることをやりきって、未来がなくても奪われるものが
ないから死が怖くなくなる。
これからの未来が楽しみだともっと生きたくなり、
悪くなると思い続けると死にたくなる。


先生は「自殺が常に許されないとは言い切れない」と言います。

末期の病気で全く治る見込みがなく、痛みに耐えるだけのために生きる人に、
生きているだけで素晴らしいとは言い切れないから。
道徳的な観点を無視した場合、死んだ方がましという状況は起こりうる。
そんな人に死ぬことを許さないのは
ヘドロでできたパイを「神様の贈り物なんだから食えよ」と言うようなものだ。

だからこそ、この世界で起こる大半の自殺はおかしい。
恋人に振られた、大学受験、就職活動に失敗した、リストラされた。
確かにショッキングだけど人生が悪くなり続ける証拠にはならない。
視野が狭くなり、悪くなり続けると勘違いする。
それが多くの自殺を引き起こす。


ずっと悪い状態が続くと考えてしまうことが自殺の原因になるんですね。
お爺ちゃん先生のシェリーケーガン氏の哲学はここまでにして
科学的な考えにより、人の心の動きや「死」について考えることで
心を鍛える方法を紹介します。

…ブログの文字数制限のため
続きは次回のブログ「世界自殺予防デー②」をご覧ください。

コメント

・・・必須項目となります。
名 前
メールアドレス
コメント

5MAY 2024

5月 2024
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 

カテゴリー別

カテゴリー別 (旧ブログ)

各月の日記