皆さん「鮒ずし」ご存じですか?
滋賀県の「無形民俗文化財」でもあります。
鮒を丸ごと漬け込み、
その発酵過程で骨まで柔らかくなり、丸ごと食べられる鮒ずしは、
乳酸菌による整腸作用などもあり、栄養効果も高く、
体調不良には薬の代わりに「鮒ずし」と言われるほどの滋賀の食文化のひとつ。
臭くて苦手か?美味しくて病みつきになるか?は、分かれるところ。
実はこの「鮒ずし」の老舗「阪本屋」はペーちゃんの仲良しのお友達のおうち。
明治2年創業のこのお店、
店の構えも変わらず、写真を見てペーちゃんずいぶん懐かしがっていました。

こちらのお店のルーツ、
琵琶湖の大津の地に膳所城があった時代まで遡り、
膳所城の城下町の料亭「阪本屋」で丁稚奉公していた今の阪本屋の初代の方がのれん分けをしてもらい、
当時は店頭販売などという方法がなかったそんな時代に、家庭で食べられるようにと始めたのがはじまり。
殿様の味が家庭で味わえると、評判だったようです。
そこの5代目がペーちゃんの親友。
今は6代目さんにバトンタッチ。
そこでまちょろん、
バレンタインということで、
少し早めにペーちゃんに阪本屋の懐かしい品々をプレゼント。

バレンタインとは対極にあるようなプレゼント。
鮒ずしではなく、
「ごり」「鮎」「小鮎」「もろこ」
滋賀県の味をぎっしりとね。
どちらかというと洋風好みのぺーちゃんではありますが、
やはり昔懐かしいものは嬉しいらしく、
彼と遊んだこと、
この今も変わらないおうちに泊まりに行ったこと、
ご家族の話など、
思い出は時間を飛び越え鮮明に蘇ったようで、
エンドレスのごとくたくさん話していました。
目先を変えたバレンタインプレゼント、贈った甲斐がありました。
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