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余命宣告って

早くあたたかい春の日を迎えたいものです。
もうすぐ5月というのに
今日のお昼は気温12℃
使い捨てカイロがよく売れます。
皆様もあたたかくしててくださいね。

最近思うのですが、
「余命宣告」ってどうなんでしょう。

先日友達のお父さんが
「長くてあと1年くらいだ。」と医師に言われたそうです。
お父さんは覚悟ができていたらしいのですが、
お母さん(奥様)は気が動転してしまい、すっかり気落ちしているそうで、
友達はお母さんのことを心配しています。
お父さんは余命を知りせめてもと、
ずっと中古車に乗っていた友達に新車を買ってくれたそうで、
これもまたなんだか少し切ない。

余命宣告を受けても
もちろんそれ以上にずっと長生きする方もおられます。
だからわからないものだと思う反面、
宣告された人の話では
朝目覚め、今日も生きていたと毎日思うという人や
いつ死ぬのかわからない恐怖との戦いだと言った人もいます。

人にもよるのでしょうが、

知らない方がいいのか?
知っている方がいいのか?

母は亡くなる1ヶ月前に先生の都合で主治医が変わり、
初めての先生に診ていただいた後、
先生は私が実の娘であることを確認して、
母と主人がいない場所で、
「んーーー、今年持つかどうか?」とさらっと私に伝えました。
それまでは母の命があと4ヶ月しかないなんて考えたこともなく、
言われてもあまり実感がわかず、
母と仲良しのペーちゃんにどう伝えようか迷いました。
母は9年間入退院と手術を繰り返していた父を看ていたせいか、
本人の希望で何の処置もしていませんでしたが、亡くなる12年前に肺がんが見つかっていました。
ただ、
それまでは自宅で元気に過ごし、母を中心に楽しく仲良く暮らしていましたので、
まさか医師が代わった途端そんなことを言われるなんて思いもよりませんでした。
そして4ヶ月どころか、宣告後わずか1ヶ月で亡くなりました。

前の先生も長い間診てくれていましたので、母の状態はわかっていたと思います。
言わないのがあの先生の優しさだったのか?

新しい担当医が受け取った母の長年のデーターを見て、
まんざら知らない仲でもないので、
タイミングを見計らい、
あえて診察室を出たときに立ち話で私に言ってくれたのだと思います。
これがこの先生の優しさなのか?

医師からの宣告での話とは別ですが、

大親友はがん治療に専念していた時も病名をはっきり伝えてくれませんでした。
本人はまだ若いし、治るつもり、治すつもり、で日々頑張っていたのかも知れません。
余命宣告を受けたことがないので、
受けた人の気持ちは想像の範囲内でしかありませんが、
最後の最後まで普通を装い、
電話やメールを欠かさず、
死の直前にはやっと声を絞り出し、
苦しそうに電話をし、声を聴かせてくれ、
これでもう電話もメールもできないと言い、逝ってしまいました。
余命宣告を受けていたにも関わらず、自分の中だけで受け止める。
こんな強さと優しさは心が痛い。

今日は、最初に書いた友達とその家族の話を聞き、
余命宣告のことをいろいろ考えてしまい、
いつもと違うブログでごめんなさいね。

まずは限りある命を大切にしましょう。
 

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