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大雨災害 熱中症 新型コロナ

2021年7月1日
 
大雨災害 熱中症 新型コロナ
 
|大雨による災害
 
最近7月に大雨になりやすい傾向があります。
「数十年に1度の大雨」による災害が発生しています。
 
「線状降水帯」は、湿った空気の流入が続くことで次々と積乱雲が発生し、
線状の降水域がほぼ同じ場所に停滞して、数時間にわたって大雨をもたらします。
線状降水帯が発生すると、災害の可能性が高くなります。
 
|線状降水帯予測
 
今年6月1日から気象庁では「線状降水帯」の予測情報の提供を開始しました。
線状降水帯が発生する可能性が高まった場合、半日程度前から予測情報を発表します。
 
線状降水帯予測の精度には、まだ課題があるそうです。
メカニズム解明と予測精度向上のために、洋上の水蒸気観測等の強化や、
大学等の研究機関と連携した予報モデルの開発を進めているそうです。
 
まずは「九州北部」など大まかな地域を対象に情報提供を開始します。
令和11年度には市町村単位での情報提供を目指すなど、
大雨災害の防止・軽減に向けて予測精度の向上を図るということです。
 
|災害時の対応、片付け作業等の注意点
 
災害時には、慣れない環境や作業等での疲労・体調不良・栄養不足等に注意が必要です。
気温や湿度が高い日には、熱中症にかかる危険性が高まります。
停電等が発生し、冷房器具が使用できない状況においては一層注意が必要です。
 
作業開始前には体調を確認し、体調が悪い場合は作業を行わない。
できるだけ2人以上で作業を行い、声をかけあって体調に注意する。
一定時間毎に日陰等の涼しい場所で休憩・水分補給をする。
暑い時間帯の作業を避ける。
汗をかいた時は塩分補給をする。
 
|避難生活での注意点
 
被災や避難生活では、普段以上に体調管理を心掛ける必要があります。
 
在宅避難の場合はクーラーを積極的に活用する。
停電が長引く可能性がある場合、特に高齢者、子ども、障害者の方々は、
冷房設備がある避難所への避難も検討する必要があります。
 
やむを得ず車中泊をする場合、日陰や風通しの良い場所に駐車する。
車用の断熱シート等も活用する。
乳幼児等を車の中で一人にさせない。
 
|暑さ指数(WBGT)
 
暑さ指数は熱中症の危険性を示す指標です。
1954年にアメリカで提案されました。
 
人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目し、
湿度、 日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 気温の3つを取り入れた指標です。
 
単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
暑さ指数が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加するとされています。
 
|熱中症警戒アラート
 
「熱中症警戒アラート」が令和3年4月28日から全国で運用開始されています。
 
熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になることが予想される場合、
前日夕方または当日早朝に熱中症警戒アラートが都道府県ごとに発表されます。
 
熱中症警戒アラートが発表されているときは、
外出を控える、エアコンを使用する等の熱中症を予防する行動が必要です。
 
|熱中症予防と新型コロナ予防 マスク着用問題
 
熱中症は、適切な予防・対処を行えば、防ぐことができます。
・涼しい服装、日傘や帽子で暑さを避ける
・のどが渇いていなくてもこまめに水分をとる
・気温・湿度・暑さ指数等の暑さに関する情報を確認する
・屋外で人と2m以上離れているときはマスクをはずす
 
暑熱環境で作業や運動を行うときのマスク着用は熱中症のリスクを高めます。
屋外で人との距離が少なくとも2メートル以上確保できている場合、
マスクを外すことが推奨されています。
 
熱中症と新型コロナの予防を両立させましょう。
熱中症予防に限らずマスクを外すかどうか場面に応じて判断する必要があります。

 

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