近所で52年間営業を続けていたラーメン屋さん「そぼよし」さんが11月3日で閉めることになり、
今日のお昼「最後の一杯」を食べに行ってきました。
大判のチャーシューで麺が見えないほどのラーメン。
「花びらチャーシュー」
脂身の少ない豚肉を長時間煮込み薄く花びらのように盛りつけたチャーシュー麵。
麵が見えないほどのチャーシューは食べ応えもあり、
このチャーシューとあっさりした醤油味のスープ、
そして中から出てくる細麺。
全ての相性がとても良く、大人気の商品です。
きょうのこれが人生最後の一杯になるのかと思うと感慨深く、
小さい頃からいただいていたこの味や思い出を記憶にとどめながら、
そばよしさんの最後の一杯をありがたくいただいてきました。

学生さんもおなか一杯食べてもらいたいという店主の思いのこもった一杯。
地元に愛され続けここまでこれたのは味はもちろん、
店主ご夫婦のお人柄もあります。
もうすぐ80歳になるとのことで、体力的な面からの英断。
元気なうちに、という思いがあったようです。
仕事でもお世話になっておりましたが、
ご夫婦とも気さくで明るくいつでも前向き。
コロナ全盛の頃は飲食業界はどこも大変だったというのに、
その時も社長は全然くじけず「今が頑張り時だ!」と、
仕事に対する心意気は見習いたいものがあります。
というか…以前も少しここに書いたことがありますが、
ご夫婦の生き方そのものがまちょろんの目標なのです。

若い頃から仕事一筋で頑張ってこられたおふたり。
この先はゆっくり余生を楽しんでいただければと思う反面、
心のどこかで時間を短縮をしてでも「再開」を夢見ている部分もあります。
柏崎の1番の人気ラーメン店。
血縁以外には継がせないという強い意志のもとお止めになることにしたわけですが、
残念でたまりません。
こんなに愛され、多くの人に惜しまれながら幕を閉じる。
なんて素敵なことなのでしょう。
長い間、お疲れさまでした。
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