漢方相談の中で特に多いのが婦人科系ですが、最近妊活に関する相談が増えてきました。不妊の事は金匱要略という古典の婦人雑病脉證併治第二十二に出てきます。
「婦人少腹寒久不受胎」
下腹が冷える事によって久しく赤ちゃんが出来ないという事です。妊活の相談を受ける前はこの一文があるので冷えが原因の場合が多いのかなと想像していましたが、実際の原因は千差万別、患者さんによって様々です(当たり前ですね)。
もちろん、一度病院できちんとした検査を受ける事をおすすめしますが、検査で異常が出る患者さんは少ないです。検査で異常が出ないので、患者さんもお医者さんも困ってしまうようです。年齢という時間制限もあるので漢方相談の中でも特にプレッシャーがかかります。それでも無事に赤ちゃんが誕生した時は自分の子供が産まれた様にうれしいです。
なかなか赤ちゃんが出来ない方の多くは、10代の頃から生理不順やひどい生理痛など何かしら症状をお持ちの方が多いです。その時になって困らないように早めに対処しておいた方が良いですよ。
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