先日、漢方の事で相談があるとご婦人がいらっしゃいました。話を伺うと、じんましんが出てずいぶん経つが治らない。発症して以来、某総合病院の皮膚科を受診して抗アレルギー剤や軟膏を使ってみたが変化なし。お医者さんに漢方はどうかと相談したら某漢方メーカーの顆粒剤が処方された。この漢方は自分の症状にあっているかどうか判断してほしいとの事でお薬手帳を差し出されました。結論から言うとお断りしました。その処方がまるっきり検討違いな漢方だと思っても、或いは妥当な漢方だと思っても、第三者である私が他の人の処方に関してコメントはしません。このご婦人が某総合病院の皮膚科の患者さんである限り、そのような疑問は担当の医師、または調剤をした薬剤師に尋ねるべきだと考えます。但し、きちんと漢方を勉強していなければ、患者さんを納得させられる説明ができるとは限りませんが。もちろん、私の所に漢方相談にいらっしゃった方は私の患者さんですので、全ての疑問に納得頂けるまで説明いたします。
このご婦人、きちんと漢方を勉強したお医者さんは少なそうなのでとおっしゃっていました。漢方に限らず、病の治療は信頼関係が大切です。過信はいけませんが、まずは相手を信じて治療したいものです。
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