今年の梅雨はひどいですね。雨はそれ程でもないものの(西の方はひどそうですが)、気温が低いのとくもり続き。プールの水質検査ができなくて困ってしまいます。
さて、夏はまだかな~っていう感じですが、20日から夏の土用、暦の上では夏は終わりです。本来、陽気を蓄える期間であるにもかかわらず、日照不足と低温で陽気不足になっております。さらに湿気も加わる事により様々な体調変化を訴える患者様が多いです。むくみやめまい、胸苦しさなど。また、これから増えるであろうと思われるのが関節痛です。漢方の古典 金匱要略の臓腑経絡先後病に「湿流関節」とあり、湿気は関節に流れます。一般に体の中の湿は汗をかく事で体の外へ出しますが、今年は気温が低い上に湿度が高く体の外へ出てくれません。その湿が関節に流れ発症します。新たに関節痛を訴えるよりは今ある症状が悪化する方が多いでしょう。湿によるむくみが血流を悪くし、筋肉痛の様な症状を発する事もあります。いずれにしても症状が悪化する前に手当てしておくことが肝心です。
今後、日差しが戻って気温が上がると症状が激しく出る事が予想されます。症状が出る前、早め早めに処置しておきましょう。
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