一度涼しくなったと思ったら、週末以降また真夏日が続く予想。この暑さが2ヶ月近くも続くのかと思うとさすがにうんざりします。気温の上昇とともに空に入道雲が現れるようになりました。春からの気温の上下で陽気不足になっていましたが、夏至以降陽気の充実度が少しずつ増しているようです。但し、急激な気温の上昇で体調不良を訴える患者さんが増えてきました。今年特に多いのが浮腫みの相談です。
浮腫みを訴える患者さんに多いのは冷房の中にいる時間が長い方、または冷房の影響を受けやすい方です。また、普段浮腫まない方が浮腫みの相談にいらっしゃるのが目立ちます。本来、夏ですから気は外に発散しようとします。所が、冷房によって発散を妨げられた気は皮膚の下に鬱滞します。浮腫みの原因の基本はこれです。問題は患者さんごとにこの鬱滞の影響がどの深さまで影響しているかです。比較的浅い所もあれば深く肌肉まで影響している場合もあります。患者さんの体質、環境によって変わってくる訳です。当然、薬も違います。ここが腕の出る所で、難しい所です(汗)。
これからが夏本番。今のうちから水分や冷たい物の摂り過ぎで胃腸を冷やすと、立秋以降その影響で体調を崩しやすくなります。水分は少なめにこまめに、出来るだけ温かい物を摂るよう心掛けて下さい。冷たい物が我慢できない方は、今のうちから漢方で対処しておくことをおすすめします。
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