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米山登山、幻の「吉尾コース」

お休みのたびにお出かけしてもいられないので、
今日は半日大掃除。
おうちや外回り、ため込んでいたので結構時間かかってしまいました。(>_<)

遅めの午後にリフレッシュドライブ。

赤とんぼが沢山飛びかい、
道端のススキがきれいにきらきらと、もうすっかり秋ですね。
気分良く、今日は米山登山ののぼり口「吉尾」へ探検ドライブ。

以前地元の人に聞いても「吉尾口」どなたもわからず、ずいぶん苦労したものです。
それもそのはず。
吉尾という部落そのものが消滅していたのです。

今ではこんな立派な看板までありますが、
当時は「吉尾」そのものがわからない人ばかり。

明治22年38戸228人住んでいて、小学校もあったそうですがそれも昭和44年閉校。
昭和57年には閉村式があり、それ以降は無住の地。

この場所がおぼろげにわかったのは、何気ない会話からなのです。
実は当店のお馴染みさんといろいろ話しているうちに、
昔、吉尾に住んでおられ、
その方の旦那様が村の方々との交渉にあたり、ずいぶん苦労をし移住を進めてきたと伺い、
これには驚きでした。
まさかこんな身近に吉尾をご存じの方がおられたとは。
それまではそんな話をしたこともなかったので、
いつもご来店いただいていた方からこんな貴重な情報をいただくとは!
そこからようやく「吉尾口」を知り探しに行ったものの
人けが無いせいか、どこか不気味さを感じたのを覚えています。

そんなこんなで、
米山登山「吉尾口」には少し思い入れがあります。

交通の便も悪かった時代に、よくこんな奥にどういうきっかけで部落ができたのでしょうか。
今でも道迷いしそうな奥地です。

ただ、米山登山としては所要時間が比較的短く、
秋には紅葉が楽しめる素敵なコースです。
コース終盤にはつるべ落としと言われる難所もあり、
メジャーではないコースと言えども、知る人ぞ知る人気のコースです。

今日も下山してこられた方とお話をしていたら、
「獣の臭いがした。」「動物のフンや足跡があった。」
「行きにあったお地蔵さんが帰りには倒れていたので、野生動物の仕業ではないか?」と、話していました。
お~、ワイルド。
やはりこのコースはひとりで登るには危険かも?ですが、
だからそそられるのね。ぺーちゃん!
気を付けて登りましょう。
 

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