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ワクチン接種 新型コロナ以外のワクチンも

2021年4月1日
ワクチン接種 新型コロナ以外のワクチンも
 
|予防接種で免疫を持つ
 
海外には日本で流行していない病気が流行している国があります。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行により、
発展途上国ではワクチンを接種できない状況になっているそうです。
多くの子どもが未接種となる可能性があり、今後の流行拡大が危惧されているそうです。
 
今後、COVID-19による規制が緩和されて、国際的な人の往来が増えると
海外で病気に感染したり、海外からの来訪者から感染してしまうことも考えられます。
抗体保有率が高い状態を維持して、流行が拡大しない環境をつくることが大切です。
予防接種によりひとりひとりが病気に対する免疫を持つことが必要です。
 
|麻しん(はしか)
 
かつては毎年春から初夏にかけて麻しんの流行が見られていました。
現在、日本では小児の2回接種制度が実施されています。
麻しん含有ワクチン(主に麻しん風しん混合ワクチン)を接種することによって、
95%程度の人が免疫を獲得できると言われています。
2015年3月に日本は麻しんの排除状態にあることが認定されました。
その後は、海外での感染者から国内で感染することがあるという状況です。
患者の多くは20歳以上だそうです。
 
2019年の統計では世界で86万人あまりが感染したそうです。
また、20万人以上が亡くなったと推定されているそうです。
 
麻しんは空気感染するので、手洗い、マスクのみで予防はできません。
予防接種が有効な予防法です。
 
麻しんは、麻しんウイルスによる急性ウイルス感染症です。
麻しんウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ感染します。
感染力が非常に強いと言われています。
免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、
一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
 
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。
2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出ます。
中耳炎、腸炎、脳炎、肺炎等の合併症を起こしやすいそうです。
肺炎、 脳炎を合併した場合には死亡することもあるそうです。
 
|風しん
 
日本では2018~2019年に風しんの流行がありました。
患者の多くはワクチン接種を受ける機会がなかった40代、50代の男性でした。
 
毎年行われている感染症流行予測調査の2019年度の結果でも、
40代、50代の男性は抗体保有率が低くなっています。
 
厚生労働省では風しんの予防接種を実施する事業を2019年度から開始しました。
しかし、抗体検査の受検者数は低調です。
 
2020年1月から職場の集団健診で抗体検査を受けてもらうようにしたのですが、
3密回避のために集団健診が回避または後ろ倒しされているそうです。
 
COVID-19の世界的な流行により人の国際的な往来が減少しました。
風しんの感染報告もほぼなくなっています。
日本国内での風しん患者の発生に国際的な人の往来が関係するとみられているようです。
 
風しんは風しんウイルスによる急性の発疹性感染症です。
風しんウイルスの感染経路は飛沫感染で、ヒトからヒトへ感染します。
強い感染力があります。
感染しても症状が出ない人もいて、その人から感染することもあります。
 
感染すると約2~3週間後に発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
子どもでは症状が比較的軽いです。
大人では高熱や発疹が長く続いたり、関節痛がひどいことが多いとされています。
脳炎や血小板減少性紫斑病を合併することもあります。
 
また、妊娠初期の女性が風しんウイルスに感染すると、
眼、心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが生まれることがあります。
 
※厚生労働省、ユニセフ等の資料を参考にさせていただきました。
 

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