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『大麻について』

今回は、今話題の大麻について、インターネットで検索した内容を紹介します。
 大麻(マリファナ)は、アサの花・茎・種子・葉などを乾燥させ、切り刻んで作る麻薬の一種。マリファナはスペイン語で「安い煙草」の意味。主成分であるテトラヒドロカンナビノール (THC) や他の物質は陶酔作用を引き起こす。
 大麻は、急性期症状としてリラックス・多幸感・聴覚変化などがもたらされる。肉体に現れる変化としては、頻脈、不整脈、血圧の変化、眼球内の余分な圧力の緩和、気管支拡張、嘔吐反応の抑制、目の充血、食欲の増加、幻覚などの精神病症状などがある。また、大麻の吸引は燃焼時のタールによって慢性的な気管支炎、癌、喘息などの原因となる。
 大麻の有害性について様々な考えがある。日本(厚生労働省)の見解とは反対に、大麻にも少なからず害はあるが酒やタバコと比べれば害は低いとする意見がある。実際、大麻の過剰摂取による死亡、恒久的な損傷を被ったとする報告は現在までにない。大麻使用者の交通事故や殺人での死亡も、非使用者と同等か低い率としている。そういった事からも1990年以降の主にEU圏では所持量や年齢を規制したうえで、個人で少量の所持を認めている国や地域が増えつつあるのも事実である。
 日本では大麻取締法による規制を受ける麻薬であり、大麻精神病の原因薬物である。大麻の無許可所持は最高刑が懲役5年の犯罪であり、営利目的の栽培は最高刑が懲役10年の犯罪である。アメリカ麻薬取締局 (DEA) の主張では、大麻使用者がコカインを使用する確率は通常の104倍であるとしており、これを根拠に大麻をゲートウェイドラッグと位置づけている。イギリスの薬物乱用防止法では薬物の危険度順(ABC)に分類し、大麻は害が少ないクラスCに分類されている。オランダでは寛容政策が行われ、コーヒーショップやユースセンターでの大麻販売を認めた。世界ドーピング防止規程では、興奮剤やヘロイン等の麻薬と共に大麻の主成分であるカンナビノイドが競技会において禁止薬物に含まれており、アルコールと共にカンナビノイドが特定物質に含まれる。
 依存性ではヘロイン、コカイン、アルコールより、大麻は弱いとされている。
 以上の内容より、大麻は恐ろしい麻薬(ヘロイン)や覚醒剤(コカイン)などの禁止薬物よりは、お酒、たばこ類に近い印象を受ける。しかし吸引により大麻が体内に残存する時間が長いことや、他の禁止薬物に移行するゲートウェイドラックとしての位置づけなどから、現在の日本の法律の中での吸引、所持は違法かつ社会的批判は免れない。今後は医薬品としての使用やタバコ・お酒と同様に扱えるよう製品工夫されるといいのではないかと思います。

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