昨日の午後、敷地内薬局の現状について、10分ほど、当薬局担当MS河田君とお話をしたばかりである
夕方になり日薬安部副会長のその薬局チェーンに対しての
怒りの発言のメールテロップを見ても判らず、本日午前中に全貌が見え始める
昨日の私の説明は厚労省系病院は敷地内薬局は見られず、文科省系大学病院等、地方自治体系病院等には敷地内薬局が多く見られる、経営優先の病院と外来出入り口の至近距離に経営優先の薬局が入り口前に構えている立地でした
今回の薬局Iは、その寡占化を目指す薬局数1200、従業員10000人を擁する巨大チェーン薬局で、チェーン薬局の日本全体の連鎖のひとつが告発されたと思う
以前は広域病院、大学病院、国立病院の出入り口、門前に薬局を構え、1日の処方せんの半数を数軒で確保する調剤薬局群が中心だったが、この数年傾向が変わり、病院敷地内に薬局を建てる方向に向かう
本日判明した北海道札幌の病院は国家公務員共済組合系病院で、2020年に行われた敷地内薬局の他社の入札情報が病院事務職員からIホールディングス傘下のI薬局社長、取締役に漏れて、2021年12月にI薬局が敷地内薬局を開業したとのこと
告発か内偵の結果か、3人逮捕に至る
国家公務員共済組合系病院は通常の私立病院とは異なり、会計監査院がチェック、違法性があれば、刑事罰の対象となる、ほぼ公務員の病院である
そこまでの意識が両者にあったか知りたいし、この薬局チェーンそのものの問題か、敷地内を黙認してきた
国の責任もあるだろう、もちろん国は敷地内薬局に対しては調剤基本料を下げる方策をとったが、逆に患者さんの
負担が外より安い、目の前で便利ということで集中しているのが現状である
先日から、敷地内薬局についての次回調剤報酬をどう取り扱うか議論が始まったばかりで、私は注目していたが
入札漏洩逮捕という、私が思っていない方向に行く、贈収賄事件にならないことを祈る
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