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自己判断で薬はやめないこと

お久しぶりです。

二ツ家調剤薬局 管理薬剤師サチです。

いやはやもう2月も2/3が終わるところになってしまい、
全然ブログを更新できなく失礼いたしました。
八戸はだいぶインフルエンザの流行も落ち着いてきて、
花粉症の対策をそろそろ始めたほうがよさそうな時期になってまいりましたね。

本日は、今朝のおはよう日本(NHK)で特集された
「多剤服用」について少しだけお話させていただきます。

番組では6種類以上の薬を服用している高齢者は
認知症に似た症状を呈することがあると放送されておりました。
そのうち2割の患者さんで減薬したところ症状が改善したとも言われています。

確かに、高齢になってきますと体のなかでお薬を分解する機能が衰え、
薬の効きすぎや副作用などがでやすくなってしまうことがあります。

その効きすぎ・副作用のなかに、「認知機能低下」や「口の渇き」などがあり、
そのようなことが改善されずにずっと継続していると、
記憶があいまいになっていたり、口渇から食べることが美味しくなくなり食欲低下など引き起こしたり、
それでまた栄養不足になり体力落ちていって動きが鈍くなったり・・・・・
さまざまなことが起こる可能性はあります。

ですが、処方医は、主症状に対してお薬を出していて、
服用しているとその症状が落ち着いている、のであればそのまま継続しようと
考えるのが常と思われます。
ですので、今まで具合が悪かった症状が改善されてきているのであれば、
まずその症状はよくなったので、薬をやめてみたいということを、
はっきりと処方医に言ってみることが大事だと思います。
もちろん、薬剤師に相談していただいても構いません。
症状を確認し、処方医に連絡することが可能です。

一番怖いのは患者さん本人(またはその家族)が、
「こんなにたくさん飲んでるからこれはやめよう」
と、自己判断で薬を中止してしまうことです。

お薬によっては継続する必要があるものがあります。
そこを見極めるのに専門家の意見を聞くことを強くお勧めします。
お薬を中止するとかえって症状が悪化してしまうようなお薬もなかにはありますので、
そうなるとより厄介になってしまいます。

お薬を減らしたい場合は順序よく、減らしていきませんか?

とりあえず、今、処方されている薬をすぐ中止するのはやめましょうネ(^^)
わからないことがありましたらお気軽にご相談ください♪♪
 

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