お久しぶりです。
二ツ家調剤薬局管理薬剤師サチです。

本日より「薬と健康の週間」が２３日まで行われます。

特に当店でなにをするっていうことはありませんが、
今一度、お薬について考えてもらえる週間になってもらえればと思いブログ更新いたしました。

①薬の種類を知ってみましょう
薬には医療用医薬品（ドクターから処方して薬剤師が調剤する薬）と、OTC医薬品(要指導医薬品や一般用医薬品）とがあります。
OTC医薬品のなかでも医療用と同じ成分のものも市販されているので、病院からもらった薬じゃないし・・・と安易に服用すると重複している場合がありますので、ぜひ市販薬、なかでも通信販売などの商品はお近くの薬局でご自身が服用している薬と一緒に飲んでもよいか、確認してから購入することをお勧めします。

②薬は正しく使いましょう
薬の説明書をよくよみ、との説明文通りに使用した場合、万が一、副作用で大変なことになっても救済制度を利用することができます。
逆に好き勝手に服用し、副作用が出てもだれも助けてくれません。そのあたりも知っておいてもらいたいです。
また、食品やサプリメントとの飲み合わせは商品に全部が掲載されているわけではありませんので、必ず薬剤師に相談し、安全に服用できるものだけを摂取するようにお願い致します。
納豆や青汁、グレープフルーツジュースなどは有名ですが、コーヒーやエナジードリンクなどのカフェインといった身近なものでも薬に影響することがあるのでぜひご相談ください。

③薬は正しく保管しましょう
薬によっては薬の効果が保管状況に左右されるものがあります。
光に弱いもの、湿気に弱いもの、高温に弱いもの・・・いろんな特徴があるのでそこはしっかり確認し保管しましょう。
また、小児の誤飲も後を絶ちません。最近は口の中ですぐ溶けるタイプのお薬もありますのでこどもさんが口にいれても残っていないでなくなっているなど、いろんなケースがあります。昔から言われていると思いますが、お薬は子どもの手の届かないところに保管するようお願いします。

④お薬手帳を活用しましょう
上記に出てきた飲み合わせの相談などは、お薬手帳を持参し薬局に行くとスムーズにいくことが多いです。
薬局に行って「血圧の薬とグレープフルーツジュースの飲み合わせはどうなんだ」と聞かれても、血圧の薬はみなさまが想像しているよりたくさんの種類があります。そのかたがどのタイプの血圧の薬を飲んでいるのか、推測するのは不可能です。
ぜひお薬手帳をご持参ください。
また、最近ではスマートフォンでも利用できる電子版お薬手帳もありますので、詳細はお近くの薬局で確認してみましょう。

⑤薬を飲み忘れたときは・・・
2回分をまとめて飲まないでください。量が多すぎて副作用が出るリスクがかなり高まります。
飲み忘れたときの対処法をあらかじめ薬剤師から聞いておくことも一つの手ですね。

⑥副作用に注意しましょう
副作用は飲んですぐ出る副作用と、あとから出てくる副作用と二種類あります。
忘れたころに体の異変がでることもあるのでいつからその薬をどれくらい飲んでいるのか、把握できるようにしておく必要があります。お薬手帳がやはり便利ですよね。継続服用する必要のある薬を飲んでいるかたは必ずお薬手帳を持っていたほうが、あとあと役に立ちますよ！

⑦かかりつけ薬剤師・薬局を作りましょう
上記のことをなんでも相談できるかかりつけ薬剤師を見つけておきましょう。
そうすると重複している薬が処方されてもすぐ気が付きますし、サプリメントを飲んでもいいかどうかの判断もすぐできます。
お薬についていつも相談しているといざなにかあったときにもすぐに相談に乗ってくれるでしょう。

いろいろ書きましたが、クスリというものはリスクにもつながるものです。
改めて意識しながら毎日の薬と向き合ってみてはいかがでしょうか？