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2015.02.12
投稿日:2015年2月12日
カテゴリ:スタッフ ルーム
こんにちは、薬剤師の新山です。
先日おやすみをもらって八甲田で行われた日本雪崩ネットワーク主催のセーフティキャンプに参加してきました。
バックカントリースキーの流行に伴い、雪崩の事故や遭難事故が度々ニュースになっております。
専門書などでそれなりには知識もあるつもりではいたものの、仲間とのトレーニングだけだったので経験をもつために参加してみました。
バックカントリーにはいるための三種の神器の言われる装備があります。
?アバランチビーコン
もし雪崩に巻き込まれた場合 電波を発信してどこに埋没しているかをお知らせする道具。
埋没した場合は送信して場所をしらせ、捜索者はビーコンを受信に切り替えてどこに埋没しているかを探せます。
現在はトリプルアンテナが主になり、をきちんと操作し電波を受信できればかなり精度よく探し当てることができます。
?プローブ
ゾンデともいいますが、折りたたみ可能な単純な竿である。この竿を雪面に突き刺し雪崩の埋没者を特定します。
?ショベル
プローブ同様、埋没者を雪から掘り出す。
積雪安定性テストやピットを掘る。休憩の時のテーブルにするなど。
まずは基本の道具の特性をしり使いこなしてやっと有事の時に素早く対応できるようになります。
初日の午前は座学で雪崩の種類、地形、天候など。
その後グループに分かれて雪山での行動中での注意していることなどのディスカッション。
目的地までのルート取のディスカッションなどをみっちりとやりました。
午後は雪上でのビーコントレーニング。
サンプルビーコンを埋めて、ビーコンサーチの練習。
パターンを変えて色々とやりました。
座学にもどって雪質の見方、総括を終えて1日目終了
二日目、昨晩の降雪40cm、風速18m猛吹雪の中、予定通りに銅像ルートへ。
大体、こういった天候ではBCルートには行かないですが、今回は訓練なので予定変更なし。
雪崩斜面でのピット層掘り出し、コンプレッションテスト。
昼休憩などなしで合間に行動食で調整しながら、前岳中腹。
斜面でグループに分かれて、複数のビーコンを埋めて、多人数の埋没者捜索の練習
雪崩に埋没した場合、15分以内に掘り出すことが生存率をあげるためには重要なので、時間も計りながら素早く、グループ内でのリーダーを決めたり、役割分担などでスムーズに行動できるように練習しました。
朝九時から午後三時まで、実地訓練をし、ホテルに戻ってグループ毎に課題。
講師からのアドバイスなどをいただき講習終了になりました。
講習を受けてみて、いかに日々の練習、地形や天気をしっかり見ることが大事なのかを痛感しました。
昨今話題になっているバックカントリー。青森は八甲田や岩木山、隣県では岩手山や八幡平。秋田駒ヶ岳など昔から山を滑る文化はあります。自然の山を滑るためには勉強し、安易にコース外に踏み入れずに、経験と知識をあげていけばリスク回避はできます。最低限の装備と知識、マナーを身に付けて安全に楽しもうとおもいます。
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